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『後の者も、先の者も』2026年6月7日
説教題: 『後の者も、先の者も』 聖書箇所: 旧約聖書 詩編145:8-16 聖書箇所: 新約聖書 マタイによる福音書20:1-16 説教日: 2026年6月7日・聖霊降臨節第3主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 「しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」前回19章の最後に主イエスはこのように言われました。19章の富める青年の出来事の後、ペトロが「私たちは何もかも捨ててあなたに従ってきました。何がいただけるでしょうか」と尋ねました。自分たちは先に従ったから、より大きな報いをもらえるはずだという弟子たちの思いに対して、主イエスは「先の者が後になり、後の者が先になる」と語られました。弟子たちへの警告の言葉としてお話しされたのち、今日の20章の「ぶどう園の労働者の譬え」においてそれが具体的に示されます。 ■ぶどう園のたとえ 1節にありますように、天の国のことがぶどう園を譬えとして語られます。ですから「ある家の主人」は天の父、神であります。ぶどう園の主人がそこで働く労働者を雇い入れるという話です。まずは夜明けと
6月8日
『神の可能性を信じる』 2026年5月31日
説教題: 『神の可能性を信じる』 聖書箇所: 旧約聖書 イザヤ書55:1-11 聖書箇所: 新約聖書 マタイによる福音書19:23-30 説教日: 2026年5月31日・聖霊降臨節第2主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 今日の箇所は前回の「永遠の命を得るにはどんな善いことをすればよいのでしょうか」と主イエスに問うた青年が、自分で積み重ねる善いことを求めるのではなく、善い方との交わりの中に生きるようにという主イエスのお答えに悲しみながら去っていた話の続きであります。主イエスの言われた「持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば天に富を積むことになる。」ということの意味は、自らの善い行いにおいては、救いは獲得することはできない。永遠の命とは、神との交わりの中に生きることによって得られるということを気づかせるためでありました。彼が手放せなかったのは、実際のこの世の財産であるのと同時に、彼自身が努力して積み重ねてきたもの、自分自身の善い行い、そして自分の「正しさ」という財産でした。この青年は「悲しみながら立ち去った」と前節22節
6月1日
『新たな始まりのとき』2026年5月24日
説教題: 『新たな始まりのとき』 聖書箇所: 旧約聖書 ヨシュア記1:1-9 聖書箇所: 新約聖書 マルコによる福音書4:26-34 説教日: 2026年5月24日・聖霊降臨日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 聖霊降臨日、ペンテコステを迎えました。主イエスのご復活から50日目に弟子たちに聖霊が降った出来事を記念する日です。ルカによる福音書24章には主イエスが復活されて、エマオ途上で弟子たちと共に歩かれ、そして他の弟子たちのところにも現れて不思議に思う弟子たちの前で焼いた魚を召し上がったことが記されています。そして主イエスは彼らに言われました。24章46節以下です。「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、あなたがたはこれらのことの証人となる。 わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」復活から40日、主イエスは弟子たちに神の国につい
5月25日
『何も持たず神の前に』2026年5月17日
説教題: 『何も持たず神の前に』 聖書箇所:旧約聖書 コヘレトの言葉5:9-19 聖書箇所:新約聖書 マタイによる福音書19:13-22 説教日:2026年5月17日・復活節第6主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 今日の箇所を読みますと、「子どもの祝福」と「金持ちの青年」とあり、一見すると全く別の出来事が語られていますけれども、実は一つの主題で結ばれています。「天の国に入るというのはどういうことか」ということが語られているのです。 ■主イエスのもとに 時と場所は主イエス一行がガリラヤからユダヤ地方へと移動して、ファリサイ派からの試みを受けたとき、その辺りということでしょう。すでに多くの群衆が従ってきていました。主イエスはその行く道々で人々の病気を癒やされるという御業もなさいました。そのような主イエスの癒しの御業の評判を聞いた人たちによって子どもたちが連れてこられたのでありましょう。イスラエルの人々にとって子どもは恵みであり、宝でした。尊敬するラビに手を置いてもらうことによって神からの祝福をいただくという習慣があったのです。です
5月18日
『天の国のために』2026年5月10日
説教題: 『天の国のために』 聖書箇所: 旧約聖書 創世記2:18-25 聖書箇所: 新約聖書 マタイによる福音書19:1-12 説教日: 2026年5月10日・復活節第6主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 今日から19章に入りますが、その1節にはこのように記されています。「イエスはこれらの言葉を語り終えると、ガリラヤを去り、ヨルダン川の向こう側のユダヤ地方に行かれた。」「これらの言葉を語り終えると」でありますから、18章に語られた教えのことを指していることは明らかです。そしてそれに続いて、主イエスの道行きが記されます。17章22節に「一行がガリラヤに集まったとき」という言葉があり、この箇所の説教の際に、これは単にガリラヤに戻ってきたというのではなく、伝道の原点であるガリラヤから南下してエルサレムを目指すための旅、神の御心に従うための旅が始まるという結束を表しているとお話しいたしました。そしてそのガリラヤからいよいよ本格的な移動が始まるのです。「これらの言葉を語り終えると」というのはマタイが大きな区切りを示すときに使われる特徴的な言
5月11日
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