top of page
『神を愛し、人を愛し』2026年9月6日
説教題: 『神を愛し、人を愛し』 聖書箇所: 旧約聖書 申命記6:4-9 聖書箇所: 新約聖書 マタイによる福音書22:34-40 説教日: 2026年9月6日・聖霊降臨節第16主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 「ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。」前回もお話ししましたように、マタイは意図的にファリサイ派とサドカイ派を一緒に登場させてユダヤ教指導者全体が主イエスに敵対しているということを強調しています。神学的には対立している両者が今日の箇所においても「一緒に集まった」のです。「一緒に集まった」とさりげなく訳されていますけれども、この言葉は、詩編2編1-2節に「なにゆえ、国々は騒ぎ立ち/人々はむなしく声をあげるのか。なにゆえ、地上の王は構え、支配者は結束して/主に逆らい、主の油注がれた方に逆らうのか」という一節の「結束して」という言葉と同じ言葉です。ただ集まるのではなくて、神に対して敵が一致団結して反抗するのです。ファリサイ派の人々は今日の箇所で主イエスに挑戦を試みることで、神
1 日前
『死をも超える約束』 2026年8月30日
説教題: 『死をも超える約束』 聖書箇所: 旧約聖書 イザヤ書25:6-10 聖書箇所: 新約聖書 マタイによる福音書22:23-33 説教日: 2026年8月30日・聖霊降臨節第15主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに この22章は主イエスに対する問いが続いています。15節ではファリサイ派とヘロデ派が一緒になって主イエスに問いを投げかけていました。そして今日の箇所23節で主イエスに問いを投げかけるのはサドカイ派の人々です。サドカイ派はファリサイ派に比べて、聖書にはあまり登場しません。新約聖書にサドカイ派は14回出てきますが、そのうち半分の7回がこのマタイ福音書で使われています。マルコとルカ福音書においては、今日の並行箇所「復活についての問答」の1回出てくるだけであります。マタイは意図的にサドカイ派を登場させています。例えばマタイ3章7節、16章1節、16節でいずれも「ファリサイ派とサドカイ派」として出てきます。マタイは主イエスに敵対する勢力をファリサイ派だけではなく、サドカイ派も含めたユダヤ教指導者全体として描いているのです。両者は神
8月31日
『神のものとして生きる』 2026年8月23日
説教題: 『神のものとして生きる』 聖書箇所: 旧約聖書 創世記1:26-27 聖書箇所: 新約聖書 マタイによる福音書22:15-22 説教日: 2026年8月23日・聖霊降臨節第14主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 主イエスはエルサレムにお入りになって宮清めをなさり、そしてその後、祭司長たちに向けて神の御心に従わない者の姿を三つの譬えによってお話になられました。「二人の息子」「ぶどう園の農夫」そして「婚宴」の譬え。話の途中から、彼らもこの神の御心に従わない者たちが自分たちを指していることに気づきました。祭司長、ファリサイ派の人々の主イエスに対する敵意はさらに増して、殺意へと進んでいきます。今日の御言葉の始まり15節には、「それから、ファリサイ派の人々は出て行って、どのようにしてイエスの言葉じりをとらえて、罠にかけようかと相談した。」とあります。21章45節には「祭司長たちやファリサイ派の人々はこのたとえを聞いて、イエスが自分たちのことを言っておられると気づき、イエスを捕らえようとしたが、群衆を恐れた。」とありますように、主イ
8月24日
『礼服を身にまとい』 2026年8月9日
説教題: 『礼服を身にまとい』 聖書箇所: 旧約聖書 イザヤ書61:10―11 聖書箇所: 新約聖書 マタイによる福音書22:1-14 説教日: 2026年8月9日・聖霊降臨節第12主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 主イエスの受難週の出来事から聞いております。21章で主イエスは神殿の宮清めをなさった後、そのことに対して怒り心頭に達している祭司長、民の長老たちが主イエスに挑んできました。何の権威を持ってこのようなことをするのかと問いでありました。主イエスはそれに対して洗礼者ヨハネは神からのものであったか、人からのものであったか、と問いで返され、そしてその後、譬えで彼らに語られました。それが21章28節からの「二人の息子」のたとえ、「ぶどう園と農夫」のたとえでした。二人の息子の譬えで、兄は行きたくないと言いましが思い直して出かけていく。一方の弟は行きますと言ったものの行かなかったと言う話でした。ここでは、本来、イスラエルの兄として人々を導くはずの彼らが、弟のように中身のない信仰であることに気づいて欲しいと思っておられたことがわかります
8月10日
『逆転の恵み』2026年8月2日
説教題: 『逆転の恵み』 聖書箇所: 旧約聖書 詩編118編22-25節 聖書箇所: 新約聖書 マタイによる福音書21:33-45 説教日: 2026年8月2日・聖霊降臨節第11主日 説教: 大石 茉莉 牧師 ■はじめに 主イエスが祭司長や民の長老たちに語られた譬えの2つ目の御言葉から聴きます。主イエスはこの21章で彼らに対して問いを投げかけられました。最初の問いが、25節「ヨハネの洗礼は天からのものか、人からのものか」でした。そして二つ目が31節「どちらが父親の望みどおりにしたか」です。そして今日の箇所では40節「ぶどう園の主人が帰ってきたら、この農夫たちをどうするだろうか」彼らは答えます、41節です、「その悪人どもをひどい目に遭わせて殺すにちがいない。」主イエスから問いを投げかけられた祭司長、そして民の律法学者たちは、譬え話に登場する農夫たちは悪人どもであり、そして死に値する罪を犯している者たちであるということを理解し、そしてここまで主イエスが語ってきた譬えが自分たちのことであるということがようやくわかりました。主イエスはこうして自分たちが
8月3日
bottom of page